通天閣歌謡劇場で演芸興行…B1角座閉館に伴い:芸能:スポーツ報知
道頓堀にある松竹の劇場「B1角座」が閉鎖される為、新世界の「通天閣歌謡劇場」に移転するという話。
現在土日祝に開かれている歌謡劇場は月曜開催になり、土日祝は演芸を行うようです。
この劇場に初めて行った時の衝撃は忘れることができません。下は四十代くらいから上は還暦を余裕で過ぎたくらいのおっちゃんおばちゃんまで、れい子様の歌に夢中になって子供のようにはしゃいでいたのです。
私は当時既に三十前だったのですが、それでも観客の中で最も若かったくらいで、おそろしく年齢層が高いにも関わらず、熱狂度はライブハウスの若者と変わらないくらいのものがありました。
これはテレビ番組の中で聞いたのですが、この劇場に毎週行っている人が「これだけを楽しみに一週間働いている」と話していました。
基本的に土日祝の昼間の興行ですから、土日夜勤務、あるいは年金生活者もいるでしょうが、平日の昼に働いている人が大半です。土地柄、日雇い労働者らしき人もいます。月曜日の昼ではこれまで来ていた人たちが来られないではありませんか。
これまで歌謡劇場を支えてきた熱いファンの思いはどうなるのでしょう。
道頓堀の側から見てもそうそう納得のいく話ではありません。
角座を移転させるといったって、その先が新世界では、道頓堀の演芸の火が消えることにもつながります。
千日前くらいならまだ分かりますが、地下鉄でおよそ2駅分くらいの距離(難波−日本橋−恵美須町)になる新世界ではいくらなんでも遠すぎます。
角座は道頓堀にあってこそ角座です。もし浪花座(松竹のメイン劇場)が無くなったら、本当に道頓堀の演芸場が消滅するということになるのです。
角座は残ってほしい。でもそれが新世界である必然性はありません。
だいたい、高々126席くらいの劇場、道頓堀界隈はもちろん、密集地帯で空きのない曽根崎にだって開けるはずです。
現にデルフィンアリーナは道頓堀近くに場所を見つけ、リングを設置して売店を作り、更に数百席確保することができたんですから、やれないはずはありません。作れないのは作ろうとしないからです。既に定着しているものを追い出してまで安く上げようなんてド厚かましい。
もっとも、歌謡劇場の改修費用が3億円といわれていますので
通天閣歌謡劇場:イザ!
劇場の経営者側も少しでも収入を増やしたいのでしょう。それは分かります。
確かに観光客を観客に取り込むのが目的ならお笑いの方が入りやすいでしょうが、それにしても今あるものを追い出してまでやることはないではありませんか。
演芸の方を平日開催にするか夜開催にすればいいんですよ。小規模演芸場なんて夜やってなんぼでしょう。
通天閣歌謡劇場のこと - れい子のこころ日記 - Yahoo!ブログ
“通天閣の歌姫”叶れい子様も怒ってはります。
叶さんは、通天閣歌謡劇場を「ホームグランド」と考えて定期的に出演しています。叶さんの最もディープなファンはここに来て応援します。
その熱狂的な応援があったからこそ「ふたりっ子」でも題材として取り上げられ、オーロラ輝子が紅白に出演し、新世界や通天閣に再び注目が集まり、観光客が戻ってきたのです。
その原動力となったファンを切り捨てるとはいったい何を考えているのでしょうか。
道頓堀のファンと新世界のファンを裏切っては、得るものもいくらかはあるでしょうが、失うものの方がはるかに大きいはずです。
写真は歌謡劇場の全景…ではなく入口(改修前)


